DIY AUDIO製の8センチフルレンジSA/F80AMG用に製作したスピーカー。バスレフタイプ。 SA/F80AMGの性能は、写真12のとおりですが、 スピーカーを自作し出した頃に人気のあったユニットで、コーンにマグネシウムが含まれている点が特徴です。 製作後、かなり年数が経っていますが、出る音はクセのない落ち着いた音色で聴き疲れしません。全体にバランスがとれ、低音もそこそこと思います。ただし、8センチという小さいユニットなので過大な期待は禁物です。 バッフルにはユニットに合わせて型抜きした5㍉厚のシナ合板を貼り合わせ、底板にはコルクシートを貼るなどの工夫も取り入れた、とにかく丁寧に作ったエンクロジャーです。 エンクロージャーとしての形状は全体にまとまっているのではないかと個人的には思っています。 8センチという比較的小さなフルレンジ一発のスピーカーで、あちらこちらに垣間見える小傷や天板の接続部の塗装の甘さなど素人ぽい作りに目を瞑ると、なかなかいい線出しているのでないかと個人的には思っています。 なお、写真11のようにマークオーディオ製の6センチのフルレンジom-mf4やom-mf4-mica(CHN40Pmica)に換装できるのは、想定外でしたが、聴き比べることも楽しみの一つになるかと思います。残念ながらFOSTEXのFE83系は微妙にネジ穴が合いません。 材質は、15㍉厚のMDF。バッフルは＋5㍉のシナ合板。 内部吸音材はミクロンウール。 ターミナルはバナナプラグ対応。 木ネジは、鬼目ナットにして黒染のM4の六角穴付ボルトで固定。 サイズは、W160× H303×D258㍉。ただし、突起物を含みません。 塗装は、サンディングシーラー後にワシン の油性ウレタンニススプレーブラックを重ね塗り。 仕上げに、3Mのコンパウンドを使用。 なお、出品にあたり底のコルクシートの剥がれた箇所を数箇所修理しています。 よろしくお願いします。