ONKYOの名機「Integra-A815GT」 1981年に販売されました。今まで普通に良い音で鳴っていましたが、突然右チャンネルの音が出なくなりました。レコード鑑賞などには最高の音響ですが、修理は諦め、ジャンク品として出品します。 オンキョー独自の技術であるスーパーサーボ・インテグラル方式を採用したプリメインアンプ。 この方式は、出力側の+−両極にかけられたサーボ機構により、有害な超低域や、電源インピーダンスに起因する、歪の原因となる雑音成分を抑えるW・スーパーサーボ方式に加え、タイムラグを持った他チャンネル信号等の外部要因によるスピーカーの起電力を、出力段のリニアリティを特殊な方法で補正することにより、有害な時間差歪に結びつかないように抑え込んでいます。 出力段にはリニアスイッチング方式を採用しています。これにより、基本的な動作特性は効率の良いB級増幅ながら、特殊な補正回路により有害なクロスオーバー歪をほとんど発生しない、A級増幅並の動作特性を持っています。 MCカートリッジに対応し、高品位のMC再生を行うために、ハイゲイン・ストレートイコライザアンプを搭載しています。 さらに、トーンアンプや、バッファアンプを省き、ハイゲイン・パワーアンプにダイレクトで入力する2アンプ構成とすることで、よりシンプルな回路となり、高音質化を図っています。 トーンアンプを無くし回路の単純化を図るとともに、トーンディフィートをしなくても良いダイレクトトーン方式を採用しています。 音質に影響を与えるアクティブな素子を用いず、パッシブ素子のみで構成されたもので、トーンコントロールを単なるアクセサリー的なものから、自由に好みの音質を創り出すための手段と考えられています。 回路のシールド材など必要な部品はすべて鉄材の使用を避け、銅、真鍮、アルミ等非磁性体素材を使用し音の劣化を防いでいます。 スピーカー回路にDCリークの場合、高速リレーを用いた保護回路を搭載しています。フォノランプは点きません。電源ランプは交換済です。 定格出力55W+55W(20Hz～20kHz、8Ω、両ch駆動) 対応インピーダンス：AｏｒＢ＝8Ω～16Ω、Ａ＋Ｂ＝16Ω 周波数特性：20Hz～20kHz ±0.2dB 電源100V、50/60Hz 外形寸法幅435x高さ125x奥行392mm 重量9kg